データリテラシー・プロジェクト、Qlikとのパートナーシップのもとデータリテラシーに関する世界初の包括的認定制度を開始

Qlik® Leading Academicsが開発した独自の認定手法で、個人がデータを読み取り、操作し、分析し、疑問を持つ能力を実証可能に

June 03, 2019

社会全体のデータリテラシー向上を目指すコミュニティであるデータリテラシー・プロジェクトは、個人のデータリテラシー能力を文書化し、実証することができる初の世界規模で認められた認定制度を発表しました。無料で受けられるこの認定制度は、著名な研究者とQlikのデータリテラシーのスペシャリストが開発したもので、ひとびとがデータリテラシーを伸ばしていくあらゆる段階においてサポートを提供するという、データリテラシー・プロジェクトのミッション実現のためにQlikが果たす役割の一環をなすものです。

第4次産業革命における重要な挑戦は、データを収集するのではなく、アクションに繋がる洞察に変えることです。あらゆる業界の企業は、従業員が企業の価値を維持し、競争優位性を高めるような洞察をデータから得られるようにしたいと考えています。世界的に見るとスキル格差は非常に大きく、データの読み取り、操作、分析、そして疑問を持つ能力に自信を持つ従業員は世界で24%にすぎません。データスキルには高い需要があり、Qlikのデータリテラシー指標によると、ビジネスリーダーの3分の1(36%)がデータリテラシーを持つ人材に高い給料を支払いたいと考えています。

Qlik教育チームが初期の開発を担当し、Qlik社員の研究者であるケヴィン・ハネガン(Kevin Hanegan)が主導した、この無料で受けられる認証制度は、個人のデータリテラシーについての初の包括的な評価基準です。データ分析、データサイエンス、ビッグデータについては既に多くの技能資格がありますが、今回の世界初の試験では、あらゆる職業や地位の人々が、ますますデジタル化されている職場での成功に必要なスキルを持っていることを証明する、物理的証明書を取得することができます。これには、データの理解や解釈などのハードスキルと、創造性、問題解決、コミュニケーションなどのソフトスキルの両方が含まれます。認定の設計においては、ハネガンのカリフォルニア大学およびオレゴン州立大学での教授としての経験ならびに、現在のQlikのチーフラーニングオフィサーとしての職務の経験が活かされ、認定にはビジネス要件と学術要件の両方が反映されるようにしています。

Qlik チーフラーニングオフィサーであるケヴィン・ハネガンは次のように述べています。「あらゆる役職と部門の人々にとって、データに基づく意思決定は非常に重要な意味を持っています。データリテラシーは、企業価値に最大5%のプラスの効果をもたらすことが証明されており、このスキルセットが高く評価されるようになったのは驚くことではありません。当社は、受講者のレベルに必ずしも合致していない、極めて技術的なデータ分析の資格を取得しなくとも、ご自身のデータリテラシーを実証するためのお手伝いができることを嬉しく思います。」

この認定制度は70問の設問からなり、これに答えることで、以下のような、より良い意思決定を支えるデータスキル能力を測定します。

  • データの分析、データに関する質問、データに基づく意思決定、データとのコミュニケーション
  • ビジネス要件の解釈
  • データを分析してビジネス目標と結び付けるために必要な、データがどのように構築、使用、変換されるかの理解
  • データに基づいた意思決定をするためのビジュアル化の活用

試験時間は2時間で、合格した受験者には、データの読み取り、操作、分析、および疑問を持つ能力を証明する物理的な証明書とLinkedInや履歴書に使用できるバッジが授与されます。

データリテラシーを伸ばしていくあらゆる段階を支える

世界初のデータリテラシー認定は、データリテラシーを伸ばしていくあらゆる段階での個人の支援を目指して2018年10月にQlik AccentureCognizantExperianPluralsightChartered Institute of MarketingData to the Peopleを設立パートナーとして創設されたデータリテラシー・プロジェクトの貢献度をさらに高めるものです。

データリテラシーを高める旅を始めた方は、先日公開されたばかりのQlikから無料で提供された19のコースなど、データリテラシー・プロジェクトのウェブサイトのeラーニングリソースにアクセス可能です。このコースは、データの理解、データのストーリーテリング、およびデータに基づいた意思決定の概要など、データリテラシーのコアスキルの発展を支援しています。

また、データリテラシー・プロジェクトのコミュニティフォーラムがスタートし、継続的な学習を支援するために個人が専門家とつながったり、質問したりすることができるようになりました。

Experian データリテラシー責任者で、データリテラシー・プロジェクト諮問委員会のメンバーであるポール・マリオン(Paul Malyon)氏は次のように述べています。「より多くの人々がデータリテラシーのスキルを文書化し、実証することを支援する、世界で認められた初の認定制度を作成することは、データリテラシー・プロジェクトが正しい方向に進む非常に重要なステップです。すべての人々に対してデータを読み取り、操作し、分析し、疑問を持つ能力を身に付け、認定される機会を提供することは、人々のキャリア、勤務先の企業、そして日常生活のすべてにわたってプラスになります。データを理解することは、これまでになく重要になりました。この発表をサポートできることを大変嬉しく思います。」

クリックテック・ジャパン株式会社およびQlik Technologies Inc.について

クリックテック・ジャパン株式会社は、米国Qlik Technologies Inc.の日本法人です。Qlik®は、高度なデータリテラシーを備えた社会の実現を通して誰もが困難な課題を解決するというミッションの元に、スキルレベル、データの保存場所に関係なくあらゆる人々が新しい洞察を得ることができる、独自のエンドツーエンドのデータ管理および分析プラットフォームを提供しています。Qlikは、企業における顧客行動のさらなる理解、新たなビジネスプロセスの考察、新たな収益源の発掘、リスクと利益の調和の実現を支援します。Qlikは、米国ペンシルベニア州のラドナーに本社を構え、世界100ヶ国以上でビジネスを展開し、50,000社以上のお客様にご利用いただいています。

データリテラシー・プロジェクトについて

データリテラシー・プロジェクトは、データリテラシー普及のために設立されました。社会を、データという言語を流暢に使えるようにし、データリテラシーを個人と組織の成功の要とするためのコミュニティです。諮問委員会によるサポートを受けながら、設立パートナー組織(Qlik、Accenture、Cognizant、Experian、Pluralsight、CIM、Data To The People)によって運営されています。データリテラシー・プロジェクトは、個人と組織に対し、最も包括的で教育的、専門的なトレーニングやインタラクティブな評価ツール、そして専門家コミュニティへのアクセスを持つエコシステムの構築を目指しています。

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