Qlik、マルチクラウドと拡張知能への対応により、クラウドファーストかつSaaSベースの分析プラットフォームへの転換を加速

顧客が柔軟に選択できるよう、すべての革新的機能と拡張された導入オプションを単一ライセンスモデルで利用可能に

May 21, 2019

Qlik Technologies Inc. (本社:米国ペンシルベニア、CEO:マイク・カポネ、以下Qlik)は米国時間2019年5月14日、同社をエンタープライズ向け、SaaSベースの分析プラットフォームのリーダーに位置付けているマルチクラウドおよび拡張知能(Augmented Intelligence)の分野における複数の新機軸を発表しました。データ分析プラットフォームの中核をなすAssociative Difference®に基づいて開発され、クラウドネイティブで、Kubernetesベースのアーキテクチャーを持つQlik Sense® Enterpriseを、Qlik Cloud® Services専用の製品として提供します。これにより、Qlikの分析プラットフォームは顧客のクラウドファーストの企業戦略に合致し、導入時の多彩な選択肢と高い柔軟性、ならびにシームレスなユーザーエクスペリエンスを提供します。加えて、Qlikは、単一のサブスクリプションライセンスモデルですべての機能が利用可能な幅広いマルチクラウド導入オプションを提供する、モダンBIと分析プラットフォームの主要ベンダーとなります。

Qlik CEOであるマイク・カポネ(Mike Capone)は次のように述べています。「企業は、組織全体、あるいはエコシステム全体規模の洞察を求めており、分析を展開する際には柔軟性と選択肢を必要としています。Qlikのマルチクラウドと拡張知能における最新の技術革新は、正しくこれらのニーズを満たすものです。QlikのSaaSベースのプラットフォームは、企業が洞察を必要とするところに、必要とされるかたちで、リアルタイムのデータと分析を提供し、企業が最も難しい課題を解決する際にデータを活用できるように支援します。」

4月と6月のリリースに含まれるQlik Sense Enterpriseのマルチクラウドおよび拡張知能の機能強化により、第3世代のBI(ビジネスインテリジェンス)に対するQlikのビジョンの中心をなす要素、すなわちデータの民主化、拡張知能、そして分析をあらゆる場所に組み込むことが強化されます。このビジョンは、すべてのデータが利用可能であるべきで、データを見つけ、配信する際に最新のクラウドファーストのアプローチを適用することを求めています。Qlik Sense Enterpriseは、テクノロジーを通じたデータリテラシーの向上を可能にし、クラウド経由のユーザーのアクセスとデータ消費を増大させます。さらにクラウドを介したアプリケーションやデータにSaaSファーストでアクセスすることによって、経営幹部から組織内の誰でもが分析を活用できるようにします。これらのモデルを通じてデータを民主化し、広くアクセスできるようにすることで、企業の分析戦略は洞察を促進し、意思決定を改善し、さらに組織そのものに変革をもたらすことが可能となります。

マルチクラウドと SaaS ファースト – 分析に向かう企業の選択

企業は、データがどこにあるかに関係なく、組織全体でクラウドを活用する分析プラットフォームを必要としています。顧客ではなく自社のアジェンダに基づいたクラウド戦略を提案する多くのベンダーとは異なり、Qlikは単一のサブスクリプションライセンスモデルですべてが利用できる、幅広いマルチクラウド導入オプションを提供する唯一の大手分析ベンダーです。

Qlik CTOであるマイク・ポッター(Mike Potter)は次のように述べています。「Qlikは、クラウドネイティブで、Kubernetesベースのアーキテクチャーを通じて、大きな変革の原動力となるスケーリングを達成し、洞察を発見する顧客の能力を高めています。当社独自のアプローチは、モダン分析のユースケースに求められる柔軟性、適応性、移植性を提供し、それが業績にデータを活用する組織の能力に直接影響を与えています。」

Qlik Sense Enterpriseの最新リリースにより、ユーザーはQlikのSaaS環境であるQlik Cloud Services上にQlik Sense Enterprise全体を導入することが可能になりました。また、企業は自分の指定するパブリッククラウドまたはプライベートクラウドのKubernetesにQlik Sense Enterpriseを導入することもできます。さらに、Windows向けQlik Sense Enterpriseを含むQlik Sense Enterpriseのすべての導入オプションは、単一のインスタンスとして管理できるQlikのマルチクラウド導入フレームワークの一部としてまとまって機能するようになりました。顧客は、Qlikの単一プラットフォームを通じて真のクラウド分析を行うという選択肢を持つようになりました。その他の新機能とメリットは以下の通りです。

  • Google Cloud Platform、Amazon、Azureの完全認証およびRed Hat OpenShiftのサポート
  • マルチサイト、マルチクラウドにおける導入を単一のものとして展開および管理する機能
  • 複数の環境にわたるユーザー、コンテンツ、ライセンスの管理を簡素化する新しい管理エクスペリエンスを備えた導入オプション
  • オンプレミスとクラウド利用の両方を組み込んだ、シンプルなサブスクリプションライセンスモデル

拡張知能 – Associative Insights がデータに隠された意味を明らかに

Qlikは先日、業界をリードする拡張知能および機械学習機能を基に開発され、分析プラットフォームに新たに統合されたAssociative Insightsを発表しました。この強力な新機能は、Qlikの連想エンジンとコグニティブエンジンを組み合わせることでデータの隠れた洞察を示し、データを探索する際の知力を高めることでユーザーのデータリテラシーを直接拡張します。Qlik Associative Engineは、ユーザーの選択や質問とは無関係のデータ値を一意に識別します。コグニティブエンジンは、これらの無関係の値を分析し、見落とされている可能性がある最も重要な洞察を明らかにできるようになりました。Associative Insightsを使用すると、ユーザーは以前に未解決のままになっていた質問を新たに行うよう促され、これが変革をもたらすような新しい発見と驚きをもたらします。

Associative Insightsは、拡張知能と機械学習を直接プラットフォームに組み込むというQlikの取り組みの最新の例です。これにより、データセット全体とユーザーの検索条件に基づいて、探索すべき最良のアナリティクスと洞察を自動的に生成して提案するInsight Advisorや、Qlikコグニティブエンジンが時間の経過とともに賢くなり、ユーザーの操作、フィードバック、その他の入力ソースから継続的に学習することを可能とするQlikの前例ベースの機械学習などの既存の機能が拡張されます。Qlikの拡張知能と機械学習に関する能力は、AIの力と人間の直感を組み合わせたQlikの連想エンジンと直接連携する、真にユニークなものです。

Qlik Sense – 企業における分析のプラットフォーム

多機能で高機能なQlik Senseにより、企業は単一のプラットフォームからデータに基づいた一貫した意思決定まで、最も広範な分析ユースケースに出会うことが可能になります。2019年6月リリースのQlik Senseには、Insight Advisorの自然言語検索の対応、およびQlik Cloud Servicesに直接インポートされた前例ベース学習のユーザーリーチの拡大などの、拡張知能についての革新が含まれます。2019年6月のQlik Senseには、以下の要素も含まれる予定です。

  • シームレスなデジタルトライアルパスを使用した、グループおよびチーム向けの一連のQlik Sense SaaS製品
  • SalesforceやSAPなどの追加アプリケーションへのクラウド内での直接接続
  • Qlikのクラウドを介してQlikView®アプリケーションにアクセスする機能
  • Blackberryクライアント用Qlik Sense MobileとBlackberry Dynamics EMM用にビルドされたQlik Sense Mobileのコンテナ版が、BYOD環境向けの高度な管理とセキュリティをサポート
  • Mobile Iron EMMプラットフォームのサポート、およびAndroidとiOSアプリのプッシュ通知によるモバイルコラボレーション機能

Qlik Sense Enterpriseには、QlikViewの顧客がQlik Senseのデュアルユース向けの採用を容易にする機能も含まれました。これには、組織が単一のライセンスキーでQlikViewとQlik Senseのロックを解除できるようにする新しい統合ライセンス機能、および特定のQlik Sense環境からQlikViewアプリへの統合リンクが含まれます。 Qlik Sense環境からQlikViewアプリへの統合リンクは、エンドユーザーがQlikアプリにアクセスするための単一の場所を顧客に提供します。これらの機能は、QlikViewを使用している組織がQlik Senseを追加してQlikのプラットフォーム全体の最新の技術革新を可能な限りシームレスに活用できるようにするという、Qlikの取り組みを前進させるものです。

クリックテック・ジャパン株式会社および Qlik Technologies Inc.について

クリックテック・ジャパン株式会社は、米国Qlik Technologies Inc.の日本法人です。Qlik®は、高度なデータリテラシーを備えた社会の実現を通して誰もが困難な課題を解決するというミッションの元に、スキルレベル、データの保存場所に関係なくあらゆる人々が新しい洞察を得ることができる、独自のエンドツーエンドのデータ管理および分析プラットフォームを提供しています。Qlikは、企業における顧客行動のさらなる理解、新たなビジネスプロセスの考察、新たな収益源の発掘、リスクと利益の調和の実現を支援します。Qlikは、米国ペンシルベニア州のラドナーに本社を構え、世界100ヶ国以上でビジネスを展開し、50,000社以上のお客様にご利用いただいています

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