DeNA、人材データベースをQlikViewで構築し、
従業員パフォーマンスの最大化を目指す

~人事情報をQlikViewに集約し、従業員サーベイや労務管理、
タレント・マネジメントのデータ分析に活用~

May 22, 2016

株式会社アシスト(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚 辰男、略記:アシスト)とクリックテック・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、略記:クリックテック)は、クリックテックの連想型高速インメモリBIプラットフォーム「QlikView®」が、株式会社ディー・エヌ・エー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:守安 功、略記:DeNA)の人材データベースとして活用されていることを発表します。

DeNAのヒューマンリソース本部では、従業員に対して、毎年2回の従業員サーベイを行っています。サーベイは、DeNAのビジョン「Delight and Impact the World 〜世界に喜びと驚きを〜」を成し遂げるために、それぞれの従業員が最大限にその能力を発揮できる組織を作れているのか、組織の現状を正しく把握することを目的として実施し、よりDeNAらしい強い組織作りに向けて継続的に改善していくための指標として役立てています。

従業員サーベイでは、約2,000名の従業員から寄せられる50項目の回答を手作業で集計していましたが、毎回発生する膨大な工数が課題となっており、より効率良く集計/分析できるBI製品の導入を検討した結果、QlikViewが選定されました。サーベイでは各項目の集計値を算出するだけでなく、職種や組織ごとの働き方の傾向や、従業員一人ひとりの状況に着目できるようなデータ分析が重要になるため、QlikViewの特長である大量の明細データをレスポンス良く扱えるパフォーマンスと、回答結果のデータ相互の関連性を導き出す連想技術が採用の決め手となりました。

従業員サーベイでのQlikView導入が成功した後、ヒューマンリソース本部ではQlikViewがどのような形式のデータにも簡単に接続でき、大量のデータでも読み込める点を高く評価し、様々な人事情報をQlikViewに集約、必要な情報をタイムリーに取り出せるフレキシブルな人材データベースを構築しました。

これまでは分析の度に、複数のシステムやファイルから人事データを収集する手間がかかっていましたが、現在ではQlikViewに従業員一人ひとりの経歴やスキル情報が集約・可視化されているため、事業戦略に合わせた的確な人材配置が可能となっています。また、勤怠データを基にした労務管理にも活用し、長時間の残業を未然に防ぐ取り組みも進めています。

人事のセンシティブな情報を取り扱うという観点からも、IT部門に頼らずに企画/開発/運用を回せるサイクルを理想としているため、QlikViewはヒューマンリソース本部内で運用されています。ITエンジニアではない人事の担当者でも、現場で次々に発想されるアイディアをその場で検証し分析できるセルフサービス型のBIとして活用しており、スピード、レスポンス、セキュリティを同時に担保できる効果を上げています。

DeNAでは、事業戦略と人事戦略を合致させ従業員のパフォーマンスを最大化するための人材データベースとしてQlikViewを今後も積極的に活用し、人材配置やタレント・マネジメントの更なる強化に役立てていく予定です。

尚、本活用事例については7月22日(金)に東京で開催されるアシストのプライベート・イベント「アシストフォーラム2016」にて、「従業員のパフォーマンス最大化へ、QlikViewでつくるDeNA流人材データベース」と題して、その取り組みをご紹介します。

申込み

【クリックテック・ジャパン株式会社およびQlik Technologies Inc.について】

クリックテック・ジャパン株式会社は、米国Qlik Technologies Inc.(NASDAQ証券コード:QLIK)の日本法人です。QlikTechは、データ・ディスカバリー(解の探索)分野のリーダーで、セルフサービス型のデータ・ビジュアライゼーションやガイデッド・アナリティックス(※)の製品やサービスを提供しています。世界各国で39,000顧客が当社製品やサービスを活用していて、散在する情報の中から意味を見出したり、データ同士の関連性を探索し、いろいろなアイディアへと繋がる洞察を得ています。米国ペンシルベニア州のラドナーに本社を構え、世界100ヶ国でビジネスを展開し、約1,700社のパートナーとともにお客様の事業を支援しています。
※ガイデッド・アナリティックスとは、ユーザが簡単かつ直感的に使えるように、分析画面にある程度の道筋(ガイド)をつけておく分析用アプリケーションを意味しています。