Qlik、Idevio 社の買収により高度な地理情報分析製品を提供

ビジュアル分析のリーダーである Qlik Technologies Inc. (本社:米国ペンシルベニア州、CEO:ラース・ビョーク、以下Qlik®)は、Qlik のパートナーであり、スウェーデンを拠点に地理情報関連ソフトウェア・サービスを提供する Idevio 社の買収を発表しました。今回の買収によって Qlik は、現在のマッピング機能を拡張し、より高度な地理分析に対応可能となり、単なるビジュアライゼーションを超えたサービスを提供します。マッピング機能の拡張により、Qlik Sense®やQlikView®のユーザーは、マッピングデータの圧縮とストリーミングに関する特許技術を利用することで隠れた地理的関係を発見できるようになり、優れた分析判断、質の高い意思決定、ROI の向上を実現できます。

わずか数分で全体を把握
今日、企業は詳細で総合的な地理空間情報を一層求めるようになっており、無料のサービスで入手できる情報よりはるかに多くの情報を必要としています。Idevio の技術によって、Qlik Sense、QlikView 両方のユーザーは、アプリに簡単にマップを追加できます。これにより、地理データの自動検索を使用して重要な空間情報を表示、さらにその上に別のビジュアライゼーションを重ねることで、データの全体像を把握しやすくなります。ユーザーは、膨大な数の地点を含んだ情報豊富なマップをシームレスに掘り下げられるだけでなく、Idevio の「GeoAnalytics」クラウドサービスを使って、地理デ ータをそれ以外のデータと組み合わせて分析し、潜在的な店舗立地の決定、郵便番号による売上分布の把握、さらにはサプライチェーンの納期計算などが可能になります。

「どこに？」の問題に答える
ユーザーは Qlik 独自の連想モデルによって、地理空間情報をはじめ自分の持つすべてのデータと、その中のすべての関連性を精査することができます。さらに、ユーザーには次のようなメリットもあります。

• 位置情報に関する意思決定の質の向上：土地の選定、リソースの配分、納期など、組織の重要な意思決定には位置情報に依拠するものが数多くあります。Qlik のユーザーは、ビジュアルな背景情報としてマップを活用することで、位置・場所に関する問題に関して、適切な判断を行えるようになります。
• 理解の促進：地図情報を迅速に表示できるため、ユーザーは図表類だけでは見抜くのが難しいパターンを見つけ出すことができます。また、マップ方式は多くのユーザーにとってすでに馴染み深い環境のため、Qlik によってデータの関連性を高めることができます。
• 生産性の向上：都市・国などの位置データに、必要な地理情報を瞬時に追加可能な機能によって、ユーザーはQlik アプリに、情報豊富でインタラクティブな地理的ビジュアライゼーションを加えることができます。

Qlik の CTO（最高技術責任者）兼製品担当シニア・バイス・プレジデントのアンソニー・デイトン（Anthony Deighton）は、次のように述べています。「IoT（モノのインターネット）などの最新技術は莫大な量の位置参照データを生み出しており、それは今後も続いていきます。弊社の顧客層においても十分に普及が進んできていますが、この位置データをすべて抽出して活用するまでには、まだ課題が残っています。弊社は、顧客の地理空間データの分析を支援するパートナーになりたいと考えており、Idevio は当社のポートフォリオにぴったりの製品です。弊社はこれらのソリューションをさらに開発し、市場に投入することで顧客にとっての価値を一層高める補完的なテクノロジーを手に入れたのです」

製品の発売時期
QlikView、Qlik Sense の両製品に対応した「Idevio GeoAnalytics」を含む製品「IdevioMaps」は、今回「Qlik GeoAnalytics」とブランド変更され、すでに入手可能です。さらに、2017 年後半には Qlik Sense とのシームレスな統合も予定されています。

Qlik GeoAnalytics の詳細はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=hiN0w3q5Kn0

*本内容は米国 Qlik が 2017 年 1 月 4 日に発表した報道資料の翻訳です。