帝人ファーマ、MRの活動精度向上にQlikViewを導入

〜 医療分野のデータ活用を加速、データ分析に基づいた営業支援機能を強化〜

December 02, 2015

株式会社アシスト(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚 辰男、略記:アシスト)とクリックテック・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ジェイ・パウエル、略記:クリックテック)は、クリックテックの連想型高速インメモリBIプラットフォーム「QlikView®」が、帝人ファーマ株式会社(略記:帝人ファーマ)の医薬情報担当者(以下、MR)の活動/実消化分析プラットフォームに採用されたことを発表します。

帝人ファーマは、国内トップシェアを誇る痛風・高尿酸血症治療薬や骨粗鬆症治療剤を製造販売する「医薬品事業」と、同じく国内トップシェアの在宅酸素療法等の治療器を製造販売する「在宅医療事業」という2つの事業のシナジー効果を「骨・関節」「呼吸器」「代謝・循環器」の領域で発揮し、治療を必要とする人々の「Quality of Life」の向上に取り組んでいます。

医薬品の提案/販売プロセスでは、MRによる医療機関や調剤薬局への活動が重要な起点となるため、帝人ファーマではMRの活動実績と実消化を結びつけて相関を調べたり、分析結果から仮説を導き出してMRの活動に役立つデータ活用法を模索してきました。しかし、MRの活動実績や全国の医療施設を網羅した医療データベースに、医薬品卸から提供される実消化データを統合するとなると、データ量が莫大になりレスポンスが実用に耐えられないためにシステム化は見送られていました。

この状況を打開するために医薬営業企画部門では、本格的なデータ活用を加速させてヘルスケア市場へのプロモーションやMRへの営業支援機能を強化することを決定し、本年4月にQlikViewを導入しました。導入の理由および利用業務は下記の通りです。

  • MRの活動実績と実消化データをシームレスにつなぎ合わせて相関を可視化したいという従来からの分析ニーズを実現でき、施設検索など様々な視点からデータ分析ができる
  • 実消化からの逆引き検索でMRの活動との相関を明細まで辿ったり、成績上位のMRの行動をデータに基づいてモデル化した具体的なノウハウを営業部門に提案するなど、データ分析から得られる仮説や示唆を現場部門にフィードバックする環境を整備できる
  • ユーザはデータ量を意識することなく高速なレスポンスを保ったまま、データの検索/照会/抽出/分析を同一の分析プラットフォーム上で実行できる
  • 定型的な分析だけでなく、日々発生する新たな分析ニーズに応じて、ユーザ部門で新たなレポートを随時開発していくため、QlikViewの直観的で使いやすい操作性と、ユーザを支えるアシストのサポート体制を評価した

医薬品事業では、これまで見えなかったデータが瞬時に可視化されるビジュアライゼーションの高さを特に評価しており、今後はデータに基づいたKPI設定やプロモーション策定にも活用を進めていく予定です。アシストは、データ・モデリングや分析要件のコンサルティングを含めた導入支援サービスをはじめ、オンサイト・トレーニングで現場のユーザ向けに操作研修を実施するなど、帝人ファーマのデータ分析への取り組みを。

クリックテック・ジャパン株式会社について

クリックテック・ジャパン株式会社は、米国Qlik Technologies Inc.(NASDAQ証券コード:QLIK)の日本法人です。Qlikは、データ・ディスカバリー(解の探索)分野のリーダーで、セルフサービス型の データ・ビジュアライゼーションやガイデッド・アナリティクス(※)の製品やサービスを提供しています。世界各国で37,000顧客が当社製品やサービスを活用していて、散在する情報の中から意味を見出したり、データ同士の関連性を探索し、いろいろなアイディアへと繋がる洞察を得ています。米国ペンシルベニア州のラドナーに本社を構え、世界100ヶ国に事務所を展開し、約1,700社のパートナーとともにお客様の事業を支援しています。詳細は、http://www.qlik.com/jp をご参照ください。

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※ ガイデッド・アナリティクスとは、ユーザが簡単かつ直感的に使えるように、分析画面にある程度の道筋(ガイド)をつけておく分析用アプリケーションを意味しています。